弊社沖為工作室合同会社は2021年5月27日、新社会システム総合研究所主催セミナー「中国5Gの最新市場動向及び6Gの動き」で講演を行いました。5Gの最大の課題はネットワークの不均一性の解消であり、5G時代にキーとなるのは統合型クラウドネットワークとなると考えられます。中国5G市場ではパブリック、プライベート、ハイブリッド、エッジの各クラウドを相互接続できる統合システムにより、リアルタイムなデジタル社会を構築することが目指されています。 米中貿易摩擦や半導体リスクにより、中国では製造分野への投資が加速していくことが考えられ、5Gのアプリケーションとしては、AR/VR等、産業向けのモノのインターネット(IoT)アプリケーションが今後伸びていき、市場を牽引していくと考えられます。バスなどの公共車両を除く自動運転市場は、従来のガソリン車がまだ多いため、EV化への移行とともに拡大していくことが期待されます。 【沖為工作室合同会社について】 「人々が働き、生活するためのフェアな場所を作る」という、ミッションのために2020年に設立された会社です。SDGsでもGoal 10に挙がっている「人や国の不平等をなくそう」について力を入れています。今回の講演でもSDGsからの視点も踏まえ発表させて頂きました。弊社では主に将来、実用化が期待される先端技術のトレンドを提供しますが、それは手段であり、あくまで目的は「人々が働き、生活するためのフェアな場所を作る」ことにあります。引き続き応援していただけますと幸いです。 沖為工作室合同会社は2021年06月25日(金)にR&D支援センター主催セミナーで講演いたします。2021年1月の中国NEV (新エネルギー車)の販売台数は179,000台となり、前年同月比で238.5%増加しました。記録的な販売台数を作った2020年12月ほどの数量はありませんが、1月としては例年にない大きな数量で、再び中国NEV市場が活性化しています。EVバッテリーのトレンドとしては、コバルトフリーバッテリー、四元系電池と併せて昨今、リン酸鉄リチウム(LFP)が再注目されています。テスラ社もモデル3でリン酸鉄リチウム(LFP)を採用しており、三元系と比較しても安全性が高く、バッテリーのリユース市場でもリン酸鉄リチウム(LFP)を電力貯蔵システム用などで優先的に使うことがコンセンサスになっています。本講演では中国の車載バッテリーやそのリサイクル、リユース動向について発表するとともに、デジタルプラットフォームやマーケティング等、広範囲の視点から分析をお届けいたします。 詳細は主催者殿ホームページをご参照ください。 https://www.rdsc.co.jp/seminar/210677 2021年06月25日(金) 13:00~16:00
◆プログラム 1.中国におけるEVトレンド 1.1 中国EV市場アップデート 1.2 中国LiBサプライヤーアップデート 1.3 リン酸鉄リチウム(LFP)バッテリーが再注目 1.4 本格化する品質改善への取り組み 1.5 デジタルプラットフォームと中国EV市場 2.中国における車載LiBリサイクル、リユース動向 2.1 車載LiBリサイクル、リユースに関わる法規制 2.2 各社の取り組み 2.3 ユーザーの意識 2.4 リサイクル、リユーススキーム分析 2.5 ボトルネック分析 3.市場規模分析 3.1 中国EV市場 3.2 中国車載LiB市場 3.3 中国車載LiBリサイクル、リユース市場 3.4 競争環境分析 4.結論 4.1 中国車載LiBリサイクル、リユース市場とSDGs 4.2 スマートシティーの一要素としての中国EV ※発表内容は過去の講演の焼き増しではなく、随時、最新情報を取り入れてアップデートしています。 2021年1月の中国国内の5Gスマートフォン出荷台数は2700万台を超え、市場投入開始から最多の出荷量月となり、スマートフォン出荷全体の中でも7割近くを占めるようになっています。また2021年第1四半期にリリースされた5Gモデルのほとんどがハイエンド市場に集中しており、スマートフォン単価を押し上げています。 (Huawei, 2021) 2021年はiPhone 12、小米11の販売が好調である一方、Huawei社は半導体の供給で苦しんでいると考えられますが、同社は折り畳み式スマートフォンHuawei Mate X2を2021年の2月に市場に投入。折り畳み式スマホについては、継続してコストダウンが図られており、販売に注力していくことが予想されます。同社は2021年第1四半期の中国におけるスマートフォン市場ではシェアを大きく落としていますが、中国5Gスマートフォン市場では4割近くのシェアを有していると考えられています。
中国基地局市場で優位性のあるファーウェイ社は、通信品質が良いため、まだ根強い人気があります。一方でXiaomi、OPPO、vivoはグローバル市場でもシェアを伸ばしており、存在感を高めています。2021年のスマートフォン市場は新型コロナウイルスによる販売減から持ち直し、前年度増の出荷台数が見込まれますが、競争環境としては、従来のファーウェイ優勢の構図が変わる可能性が大きいと考えられます。 なお弊社は新社会システム総合研究所主催「中国5Gの最新市場動向及び6Gの動き」で講演をいたします。すでに多くのご参加お申し込みを頂いており、深謝申し上げます。セミナー詳細は下記をご参照下さい。引き続きよろしくお願いいたします。 https://www.ssk21.co.jp/S0000103.php?gpage=21177 マイクロLEDマーケットトレンド-2021版の英語バージョンが発売開始されました。 弊社の国外主要代理店(パートナー)様は下記になります。
https://www.chong-wei.com/distributors.html |
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