2021年1月の中国国内の5Gスマートフォン出荷台数は2700万台を超え、市場投入開始から最多の出荷量月となり、スマートフォン出荷全体の中でも7割近くを占めるようになっています。また2021年第1四半期にリリースされた5Gモデルのほとんどがハイエンド市場に集中しており、スマートフォン単価を押し上げています。 (Huawei, 2021) 2021年はiPhone 12、小米11の販売が好調である一方、Huawei社は半導体の供給で苦しんでいると考えられますが、同社は折り畳み式スマートフォンHuawei Mate X2を2021年の2月に市場に投入。折り畳み式スマホについては、継続してコストダウンが図られており、販売に注力していくことが予想されます。同社は2021年第1四半期の中国におけるスマートフォン市場ではシェアを大きく落としていますが、中国5Gスマートフォン市場では4割近くのシェアを有していると考えられています。
中国基地局市場で優位性のあるファーウェイ社は、通信品質が良いため、まだ根強い人気があります。一方でXiaomi、OPPO、vivoはグローバル市場でもシェアを伸ばしており、存在感を高めています。2021年のスマートフォン市場は新型コロナウイルスによる販売減から持ち直し、前年度増の出荷台数が見込まれますが、競争環境としては、従来のファーウェイ優勢の構図が変わる可能性が大きいと考えられます。 なお弊社は新社会システム総合研究所主催「中国5Gの最新市場動向及び6Gの動き」で講演をいたします。すでに多くのご参加お申し込みを頂いており、深謝申し上げます。セミナー詳細は下記をご参照下さい。引き続きよろしくお願いいたします。 https://www.ssk21.co.jp/S0000103.php?gpage=21177 コメントの受け付けは終了しました。
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