以前お伝えした通り、中国EVバッテリーメーカーSVOLT社が2021年に長城汽車のモデルにコバルトフリーバッテリーを供給すると考えられていましたが、直近で同社CEOが供給について具体的に言及したことが報じられています。SVOLT社は現在ヨーロッパに工場を建てる計画も進めており、候補地の絞り込みを行っています。また中国東部の无锡に新しい研究センターも開設するプランと2022年に中国STAR市場への上場についても意欲的なことが明らかになっています。 (SVOLT, 2020) 北京で開催されていたAuto China 2020でもコバルトフリーバッテリーについてのプレゼンが行われました。同社のコバルトフリーバッテリーはHプラットフォームとEプラットフォームの二つのタイプがあり、Hプラットフォームの226Ahバッテリーは、ハイエンドモデルに搭載される予定です。 同社第3世代高速ラミネーションプロセスを使用した226Ahバッテリーは、235wh / kgのエネルギー容量と、3,000サイクルを超える寿命を備えているとされます。マトリックスPACK設計により、800kmを超えるレンジを実現できる見込みです。 Eプラットフォームのコバルトフリーのバッテリー容量も増量の計画が立てられています。 (SVOLT, 2020) References SVOLT. (2020). “无钴芯生·启未来”的无钴电池
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10月 2024
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