LEDドライバーICメーカーの台湾Macroblock社は2020年4月17日15:00から「Macroblock LIVE Product Launch II」と題して中国語で製品のプレゼンテーションを行いました。(Iは3月19日に配信)プレゼンテーションはライブでの動画配信というスタイルで行われ、マイクロLED、ミニLED向けのドライバーICがイベントの後半でプロモーションされました。すでに量産が始まっているMBI5759と2020年の量産開始を予定しているMBI5864が取り上げられています。 (Macroblock, "Macroblock LIVE Product Launch II on April 17th", 2020) 特に同社のMBI 5864はスキャンシェアリングと呼ばれる技術が採用されています。スキャンシェアリングとは同社の説明によると一つのICの機能が他のICと共有できる技術で、この技術による必要となるドライバーICが少なくなります。PCBレイアウトも簡素化され、消費電力の削減も可能になります。 (Macroblock, "Macroblock LIVE Product Launch II on April 17th", 2020) スキャンシェアリングによって必要とするICがMBI5864(左側)にすると少なくすることができる。 5G時代のLEDディスプレイの市場要件は、より高い標準に押し上げられています。5Gがターゲットとしているのは、「より高次のシステムキャパ」、「低遅延性」「省エネルギー、コスト削減」「多接続性」「高データレート」であり、そこで語られる世界像はストレスフリーな情報社会です。ディスプレイは5Gでインターフェイスの役割を担うことになり、マイクロLEDディスプレイにおいてもこうした次世代技術と連動させる動きが活発になっています。5Gではシステムの集約化がキーとなります。そうした観点で同社のドライバーICは高集積LEDドライバーICとして、機能がより集約され、パフォーマンスを上げるとともに設計の自由度も高まることが期待されます。 References Macroblock. (2020, April 17). Macroblock LIVE Product Launch II on April 17th コメントの受け付けは終了しました。
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Author沖為工作室合同会社 Categories
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9月 2024
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