将来、実用化が期待される先端技術の情報を提供する沖為工作室合同会社(東京都町田市、CEO:沖本 真也)は2022年12月8日、(株)情報機構主催「ARグラス・スマートグラスのグローバルトレンドと市場分析・期待のアプリケーション」で講演を行いました。 リモートワークという概念が普及したものの、デスクレスのワークフォースは労働力の80%を占めており、現実的にはデジタル・テクノロジーはこうしたワークフォースには十全に届いていないと言われています。例えば製造、小売、ホテルなどの業界においては、立ったまま(もしくは立ちながら)作業をするワーカーが多く、こうしたワーカーに対し、AR・スマートグラスを訴求する動きが昨今、顕著になっています。またメタバースブームにより、民生用途への展開を想定したAR・スマートグラスの開発や投資も活発化しています。 ディスプレイではマイクロOLEDを自由曲面やBirdbath方式と組み合わせるアプローチが主流になっています。一方、マイクロLEDを採用するプレイヤーも出てきているものの、コストを抑えるために、UXも抑えているのが現状です(単色であったり、単眼のみ仕様であったりなど)。
また特に民生用途を目指して製品の小型化、軽量化が目指され、ウェーブガイド方式がこれからのトレンドになっていくと考えられるものの、光学効率が悪いのが課題になっています。さらにデバイスの重量化につながるために、バッテリー容量もむやみに大きくすることができず、(デバイス単独で)長時間の使用を想定する場合に、省電力性もキーになってきています。 セミナーではグローバルAR・スマートグラス市場動向を軸に、メタバース、デジタルトランスフォーメーション、VRとの相関、マーケティング5.0等の幅広い視点から発表いたしました。ご聴講頂いた皆様、運営を担って頂いた関係者に厚く御礼申し上げます。 コメントの受け付けは終了しました。
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8月 2024
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