遅ればせながら2020年6月27日は世界マイクロバイオームデーでした。微生物の多様性の重要性の認識を高めるため、また私たちの行動を通して、地球の未来のために世界中の人間、動物、土壌、水の微生物の多様性を祝うために、アイルランドのAPC Microbiome Instituteによってこの日が設けられています。 Source: https://worldmicrobiomeday.com/ 多様性はマイクロバイオーム市場のコアなキーワードになりますが、マイクロバイオームは人の腸内細菌以外にも動物の腸内細菌の研究も進められています。野生の動物と人によって飼われている動物とでは、腸内細菌の在り方が違うことも報告されており、人の腸内細菌も含め、真のメカニズムを解明するために多くの研究がなされている状況です。 マイクロバイオーム治療薬については、バイオテック企業を中心に微生物叢ベースの治療法のFDA承認で競争がなされている状況です。また新型コロナウイルスで健康に関する意識がさらに高まったことで、プロバイオティクスに関連する市場がさらに活発化していくことが考えられます。プレバイオティクス(プロバイオティクス効果を高める食物繊維、オリゴ糖などの補助成分)市場も規模はプロバイオティクス市場に現状は劣っていますが、市場は増加していくと見られます。 一方でプロバイオティクスにおいては、腸内細菌の複雑な関係性に有益な作用を及ぼすことが目的であることと、同種であっても菌株ごとに特性が異なるため、評価システムに対する議論も活発になってきています。 コメントの受け付けは終了しました。
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1月 2025
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