米国食品医薬品局(FDA)は、Rebiotix(Ferringグループ)の微生物叢ベースの生きた生物学的製剤「REBYOTA™」を承認しました。「REBYOTA™」は、糞便微生物製剤で、18歳以上の個人におけるClostridioides difficile 感染症 (CDI)の再発防止を目的としています。 「REBYOTA™」のベースとなっている「RBX2660」は注腸(浣腸)剤であり、MRT™ (Microbiota Restoration Therapy™)drug platformで一貫プロセスをシステマティックに行うことで次世代型FMTと位置付けられています。 また同じくClostridioides difficile 感染症 (CDI)の再発防止を目的としているSeres Therapeuticsの「SER-109」についても、BLA(生物製剤承認申請)が提出されており、FDAの承認可否が待たれている状態です(2023年の商業化が目指されています)。 さらにマイクロバイオーム市場においては治療薬の他、食品関連、スキンケア、さらに近年の微生物学の発展により、微生物の工業的利用も促進されています。 弊社は2022年8月に「マイクロバイオームマーケットトレンド-2022版」を発行しており、国内、海外ですでに販売されています。本レポートではマイクロバイオーム市場に関わる企業の取り組みを取り上げ、さらに市場規模から技術トレンド、シーケンシング、健康食品、農畜水産業、スキンケア、工業プロセス等への応用、規制、マーケティングについてまで、幅広く取り扱っています。マイクロバイオームの世界市場の動向も国別(一部エリア)としてまとめ、現在の市場規模や競争環境、課題について分析し、将来的な予測を行っています。 1. マイクロバイオーム市場トレンド
1.1 マイクロバイオーム市場サマリー 1.2 台頭するインテグレータ 1.3 主要プロバイオティクス企業 1.4 産業チェーン例 1.5 ポストバイオティクス 1.6 規制 1.7 技術プラットフォーム概観 1.8 糞便微生物叢移植(FMT) 1.9 カプセル化技術と剤型材 2.マイクロバイオームアプリケーション別分析 2.1 治療薬 1) マイクロバイオームと治療薬 2) SER-109商業チェーン 2.2 診断 1)マイクロバイオームシーケンシング 2) オミクス解析 3) 統合オミクス解析 2.3 健康食品 1) プロバイオティクス食品 2) 食品向けプロバイオティクス市場規模 2.4 スキンケア 1) 化粧品・トイレタリー市場で進む製品開発とスキンマイクロバイオーム 2) スキンケア関連企業動向 2.5 農畜水産業 2.6 工業、その他 1) CO2変換用途バイオリアクター 2) 口腔マイクロバイオーム 3. 企業別動向 Seres Therapeutics Rebiotix Evelo Biosciences DuPont Chr. Hansen Nestle Probi Yakult Morinaga 4. 市場規模予測 5. 国別分析 米国 カナダ ドイツ フランス イギリス 中国 日本 インド その他 6. まとめ 6.1 競争環境分析 6.2 まとめ サンプルやお見積もりのご依頼、ご購入のご依頼、お問合せ等は下記よりお願申し上げます。 https://www.chong-wei.com/microbiome_market_trend.html コメントの受け付けは終了しました。
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10月 2024
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