中国では幹細胞に関わる規制は主に国家药品监督管理局(NMPA)と国家卫生健康委员会(NHC)が見ています。2015年に干细胞临床研究管理办法(试行)が発表され、幹細胞の臨床試験および研究に関わる規範が試験的に定められました。その後、2017年には细胞治疗产品研究与评价技术指导原则(试行)が発表され、材料や評価方法等に包括的なルール作りの整備が行われてきています。 主に企業活動に関する事柄が管轄の国家药品监督管理局(NMPA)に対し、国家卫生健康委员会(NHC)は主に医療機関が主導する技術を管轄していますが、その国家卫生健康委员会(NHC)は2019年には生物医学新技术临床应用管理条例(征求意见稿)、体细胞治疗临床研究和转化应用管理办法(试行)(征求意见稿)等を発表しています。 新型コロナウイルスの治療で再生医療が使われていることは以前、お伝えした通りですが、バイオテクノロジーの分野では再生医療を含めた新しい技術を援用したプロジェクトが進められており、2020年は実際に感染症悪化の状況下、中国バイオ企業が国内外でイニシアティブを取るケースが増えています。 近年の工業では工程間での国際分業が進展し、国境を越えて付加価値が生み出されるようになりました。ただこの構造も先進国が主導していた側面もあり、中国が部品を国産技術で生産し、輸出していくようになり、かつて先進国が担っていたポジションを占めるようになってきています。グローバル経済は混迷を増してきていますが、生きていく上で価値観の衝突は避けられないものであり、イノベーションとはこうした衝突を乗り越えて産まれてくるものだというのはここに明記しておきたいと思います。 (CHINADAILY, 2019) References (画像引用) Xinhua. (2019, March 18). China launches new stem cell clinic programs. Retrieved from http://www.chinadaily.com.cn/a/201903/18/WS5c8eff73a3106c65c34ef24f.html コメントの受け付けは終了しました。
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