Evelo Biosciences社はモノクローナル微生物と呼ぶクローン化した共生細菌をカプセル化します。例えば同社のEDP1503は腫瘍を抑制化する効果を持つとされるBifidobacterium animalis lactisを用います。 同社のアプローチは小腸とパイエル板、リンパ節の仕組みに着目したもので、カプセルの経口投与で小腸まで届いた共生細菌は樹状細胞によってパイエル板に中に取り込まれ、リンパ節においてT細胞等を活性化し、その細胞がリンパ系を通って疾患のある場所に届けられます。 (Evelo Biosciences, 2020) 同社は菌株系統の豊富なライブラリーを持ち、その中から適切な細菌を分析、選定していきます。そのコンセプトはビッグデータ的発想であり、事実、グーグル社もEvelo社を支援しています。 また同社のEDP1815はCOVID-19向けでも臨床試験が進められています。 References Evelo Biosciences. (2020). Our Science. Retrieved May 22, 2020, from https://evelobio.com/science/ コメントの受け付けは終了しました。
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10月 2024
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