新型コロナウイルスについては感染のメカニズムがはっきりとしていないまま、いつ収束するのかもまだ見えていない状況だ。ニューヨークの医療現場で新型コロナウイルスと対峙しているWeill Cornell MedicineセンターのDr. PriceはYouTubeにアップロードされた動画で何度も強調していたのが、手洗いであり、手で顔を触る行為の危険性だった。やや不謹慎な話になるが、米国では死者数の予測が出されており、この数値も日々変わり、混乱が続く。日本国内も非常事態宣言がようやく出され、人と人との接触を避ける方向で動いている。
一般的にウイルスは自己複製能力を持った細胞と違い、自分では増殖できず、細胞に依存しながら増殖を続ける。マイクロバイオームと新型コロナウイルスの関係も議論されている。感染者も人によって症状に程度の差があるのは、例えば体内で持つ免疫システムの強弱の違いにも起因している可能性がある。マイクロバイオームが感染に対する体の免疫反応と健康に重要な役割を果たしていることは最近分かってきた事実だ。またマイクロバイオームは、年齢にともない多様性が失われているとも言われており、一部例外もあるようだが、高齢者が重篤になりやすいという事実があるのだとすれば、腸内細菌に目を向け、身体の内側から防御力(免疫性)を高めるのも一つの考え方である。 空気感染はないと言われていたが、ウイルスは細菌よりもさらに小さく、空気中に浮遊するとも言われている。こうした危機的かつ人の健康に重篤なリスクをもたらすケースは客観的事実に基づいた適切な対策が必要になってくる。先日、発行した「マイクロバイオームのグローバルトレンド」-データ化されていく私たちの健康-でもマーケティング倫理について触れさせて頂いたが、医療に関わる行為は時に過酷な場所としてあると同時に透明さと公平さが最も求められる場所でもある。 コメントの受け付けは終了しました。
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8月 2024
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