弊社沖為工作室合同会社は2022年7月22日、(株)新社会システム総合研究所主催セミナー「開発スピード加速する AR・スマートグラス グローバル市場最新動向と技術トレンド」で講演を行いました。ARグラス/スマートグラスは、次世代型コミュニケーション・プラットフォームとして期待されているデバイスです。新型コロナウイルス感染症によってソーシャルディスタンスが進む中、AR・スマートグラスを用いたソリューションが様々な形で展開され、端末の出荷量も増加しています。一方でAR・スマートグラス市場は競争が激しく、LenovoやVIVOなどの大手企業の他、多くのスタートアップ企業が参入しており、開発スピードも加速しています。 ARグラス・スマートグラス市場は従来、光学システムとしては自由曲面および Birdbath が主流になっていましたが、FOV を大きくするためにはレンズを厚くせざるを得ないため、製品が重たくなってしまう傾向があり、民生品向けに大きく展開できるとろこまでには至っていないのが現状です。一方、ウェーブガイド技術は米国や日本、イスラエル企業が先行して開発していましたが、中国企業もキャッチアップしてきており、技術的にはまだ成熟していないものの、(ウェーブガイドが)これからのトレンドになると考えられます。 さらに車載におけるデジタルコックピットの開発がブームになる中でHUD(ヘッドアップディスプレイ)の採用が進んでおり、現在、日本メーカーが優勢になっている状況です(日本精機、デンソー、パナソニック、マクセルが HUD メーカーとして優勢) 。HUDディスプレイ方式は液晶と DLP がこれまで主流でしたが、 W-HUD から AR-HUD へのトレンド移行により、より高性能化が求められる点と相対的に DLP 技術が成熟しているため、短期的に DLP が少し抜け出してくると考えられます。 講演では、グローバルAR・スマートグラス市場動向をはじめ、デジタルトランスフォーメーション、マーケティング5.0等の幅広い視点から発表を行いました。本セミナーにおかれましては非常に多くのご聴講者様にご参加頂き、厚く御礼申し上げます。また運営を担って頂いた関係者様にも御礼申し上げます。
【沖為工作室合同会社について】 「人々が働き、生活するためのフェアな場所を作る」という、ミッションのために2020年に設立された会社です。国内だけでなく、米国メディアにも取り上げられ、グローバルに活動を展開しています。沖為工作室合同会社では、利用可能なすべてのネットワークを利用し、エマージングテクノロジーの領域において、迅速かつ信頼性の高い、最適な市場情報をご提供することに精進していきます。 英語表記ではChong Wei Gong Zuo Shi, LLCとなります。沖は中国語ではChongと発音し、突き進むという意味があります。困難にも恐れず突き進む者に為(Wei)るという意味と工作室(Gong Zuo Shi)は中国語でジブリスタジオなどのスタジオを意味し、市場のエンターテイナーになりたいという思いで会社名がつけられています。 コメントの受け付けは終了しました。
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10月 2024
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