中国TCL傘下のパネルメーカー华星光电と厦门三安集成电路(Sanan-IC)が、マイクロLEDで提携し、研究所を設立することが数か月前に報じられました。合資の研究所はマイクロLEDに関わる材料、製造、設備等の共同開発を行うと考えられています。報じられた情報によると総額3億人民元規模の初期投資で华星光电と厦门三安集成电路はそれぞれ55%と45%の分担をするとされています(投影时代, 2020)。 マイクロLED市場について言えば、設備メーカーの甚大な努力もあり、最大の課題とされていたマストランスファーについて大きな進展が見られました。今、議論されているのは歩留まりであり、材料とリペアに関わるコストと言われています。リペアについてはPlayNitride社がマスリペアという、後工程でまとめてリペアする工法を採用しています。 一方でLED材料に関わるコストは発光波長のばらつきであったり、高温度下での発光効率の悪化であったりと、ウェーハレベルから統合的に課題を解決していく必要があります。こうした意味で华星光电と厦门三安集成电路の取り組みは注目されるアライアンスと言えます。 沖為工作室合同会社では7月3日(金)にマイクロLED市場についてWebセミナー動画を配信いたします。動画はオンデマンド視聴形式で10:00から動画配信開始予定です。 弊社ではSNSでも先端技術の市場トレンドについて情報を発信してまいります。この機会に是非弊社SNSの「フォロー」をお願い申し上げます。 https://www.facebook.com/Chong-Wei-Gong-Zuo-Shi-LLC-105041144506465/ https://twitter.com/chong_zuo References 投影时代. (2020, March 9). 华星光电携手三安光电共同开发micro-LED技术. Retrieved June 02, 2020, from http://www.pjtime.com/2020/3/192344248164.shtml 中国では中国航天科技集团が開発した宇宙船である、新一代载人飞船のテスト飛行が5月に行われました。今回の飛行では华润医药社の菌も搭載されており、5月29日に機体から取り出されました。微小重力環境や高エネルギーの粒子が飛びかう環境で菌がどのように変化をするかの分析が行われます。プロバイオティクスを宇宙に送って実験する試みはヤクルト社と国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構の宇宙飛行士の腸内環境改善の研究が先行していますが、华润医药社の実験は宇宙という原初の空間で菌の特性改善を誘発する研究がメインと見られています。 (企商网, 2020) 华润医药社は香港に本拠地を置くコングロマリット企業のChina Resourceの子会社となります。同社はプロバイオティクス製品、江中利活益生菌を5月9日に上市しています。当製品はビフィズス菌を含むプロバイオティクスが用いられ、薄膜保護技術によって菌の90%以上が有効に腸管に到着することができるとしています。 (企商网, 2020) References 企商网. (2020, May 30). 新一代载人飞船试验船返回舱开舱 华润江中空间搭载益生菌出舱. Retrieved June 01, 2020, from http://biz.qsbjm.com/xh/2020/0530/1000280170.html |
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