台湾トレンドフォース社の最新調査によると、DRAM契約価格の循環的な上昇が2020年の初めに始まり、サーバーDRAMに主導されました。2020年第2四半期におけるCOVID-19パンデミックは世界経済に衝撃を与えましたが、OEMはサプライチェーンの混乱を恐れて、部品調達数を維持ないしは強化さえしました。その結果、DRAMサプライヤーのビット出荷量は予想を上回り、DRAM平均販売価格は増加し、2020年第2四半期のDRAM市場は前四半期比15.4%増の171億ドルに達したとしています。 一方でトレンドフォース社は、サーバーOEMが2四半期連続で積極的に在庫を購入した後、高水準のDRAM在庫を抱えていることを指摘しています。また企業向けサーバーの顧客は、経済見通しがより鈍く、より不確実になっているため、調達を控えています。トレンドフォースは、製品出荷の平坦化とDRAMの価格下落を2020年第3四半期に予測しており、DRAMサプライヤーは収益性の低下に苦しむことが予想されています。 Samsung社、SK Hynix社、Micron社を含む3つの主要なDRAMサプライヤすべてが2020年第2四半期に強力な収益を上げましたが、それぞれの市場シェアはほとんど変わっていません。 DRAM市場では、価格とビット出荷の両方が増加したとする一方、上位3社以外のサプライヤーの総市場シェアは5%に過ぎませんでした。2020年 第3四半期における主要3社の収益実績に関して、Micronがその会計年度の目標を達成するためにより積極的な価格設定方針を採用するため、市場シェアをわずかに上げることができると考えています。ただし、DRAM市場における既存の寡占は、大きな変化を起こすことなく、現状のままであると予想されます。 (TrendForce, 2020) 【DRAM市場を調査しているトレンドフォース社のお勧めレポート】 References TrendForce. (2020, August 19). 新闻中心 - TrendForce集邦咨询:2020年第二季DRAM总产值季增15.4%,然第三季价格恐反转向下: 集邦TrendForce - 提供内存闪存、LED照明、显示器面板、新能源太阳能光伏产业的市场报告、价格趋势. Retrieved August 25, 2020, from https://www.trendforce.cn/presscenter/news/20200819-10442.html
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